中国北部で日本時間の12月3日に炭鉱がガス爆発するという事故が起こりました
被害状況はかなり凄惨なものでこの炭鉱爆発で現在確認されているだけでも32人の尊い命が犠牲になったそうです
爆発が起きた当時に炭鉱で作業されていた人数は180人を超えており、その大半の149人は避難できたらしいのですが、その他多くは犠牲になられたみたいです
日本人の被害者はいたの!?
この事故は中国北部の内モンゴル自治区で起きた事件ですが国営新華社通信によるとこの事故によって32人が死亡、うち日本人の被害者が出たという情報はありませんでした。
日本人が死んでいないからいいやということではありませんが、この地域周辺に家族がいらっしゃる日本人の方にはとりあえず安心ですね
最近では日本の不況もあり海外に出稼ぎに出ている日本人の方、特に中国には多くの日本企業も進出していますので日本人の移住者は多いと思いますが、こういう事件が起こるとどうしても中国の安全管理面という面においてかなり不安な思いをさせられますね。
中国国内では同じ週の11月29日にも北東部の黒竜江という場所の民営の炭鉱で同じような爆発事故が起こっており、こちらでも22人の作業員が炭坑内に閉じ込められ、そのうちの21人は死亡し、残る一人は見つかっていないという凄惨な事故が起こったばかりでした。
日本ではありえないことですよね・・・
こちらの事故でも日本人の被害者が出たという情報はありませんでしたが、中国の安全管理という面においてまた不安が一層募る結果となってしまいました
この事件では重大責任事故として4人が刑事拘留されたということですが、なくなった方の命は代えられないものですので遺族としては怒りが募る一方だと思います
中国での炭鉱ガス爆発事故が多すぎる
中国では炭鉱の爆発事故が後を絶ちません。
この事件をきっかけに知ったのですが実は2016年11月1日にも同じような炭鉱爆発の事故が起きており、こちらも15人の方が死亡。
9月の27日にも18人死亡2人行方不明という事故が起こっています。
年内に同じような事故が4度も起き、そのたびに多くの犠牲者を出しているというのは日本国内では信じられない話ですよね
幸いこのどの事故でも日本人の方の犠牲者はいらっしゃらなかったみたいですが、日本全体にかなりの恐怖を植え付けました
日本国内だとこうも同じ事故が何度も続くことはまずなく、一度凄惨な事故が起こるとすぐに管理委員会が全国の企業に安全品質の確認調査を入れますが、中国ではそういったことは行われていない、もしくはその調査さえも杜撰なのだと思います。
やはり安全よりもコストを抑えたいという考え方がはびこっているのでしょうか?こういった立て続けの事故が安全面への配慮の薄さを感じさせます。
家族の方が中国に単身赴任していらっしゃるという方もいるでしょうが、できればこういった炭鉱の工事現場で働くことは避けたいですね・・・